飲食店を開業する際に必要な主な書類と提出先は?

飲食店を開業するには、複数の書類を関係機関へ届け出る必要があります。準備を怠ると、開業が遅れたり、営業停止につながる恐れも…。ここでは、飲食店開業に欠かせない主な書類と、その提出先をまとめました!!
1. 飲食店営業許可申請書
営業する店舗が食品衛生法の基準を満たしているか確認するための書類です。
事前の施設検査が行われ、基準を満たせば許可が下ります。
提出先:保健所
2. 食品衛生責任者設置届
店舗には必ず1名、食品衛生責任者を配置する必要があります。
調理師や栄養士などの有資格者、または講習修了者である必要があります。
提出先:保健所
3. 防火管理者選任届(必要な場合)
店舗の収容人数が30人以上の場合、防火管理者を選任し届け出ます。
提出先:消防署
4. 開業届(個人事業の場合)
開業後1か月以内に提出します。青色申告を行う場合は「青色申告承認申請書」も併せて提出します。
提出先:税務署
5. 法人設立届出書(法人の場合)
法人を設立した場合に必要です。定款や登記簿謄本の写しが添付されます。
提出先:税務署・都道府県税事務所・市区町村役場
6. 事業開始等申告書(地方税関係)
事業開始の報告として提出が必要です。
提出先:都道府県税事務所
7. 深夜酒類提供飲食店営業開始届(深夜営業の場合)
午後10時以降に酒類を提供する場合に必要です。
提出先:警察署(生活安全課)
注意ポイント
・地域や業態によって必要書類は異なるため、事前に保健所や税務署へ相談を!
・図面や設備概要書の提出も求められる場合があります。
・法人設立の場合、登記関連の書類も準備が必要です。

飲食店を始めるには、まず保健所に営業許可を申請し、責任者の届出も必要です。税務署には開業届を出します。深夜にお酒を出す場合や法人で始める場合は、追加の手続きもあります。地域やお店の内容によって必要な書類が違うので、事前に役所に相談すると安心です!